扶助
「国からの扶助を受ける」などのように使う「扶助」という言葉。
「扶助」は、音読みで「ふじょ」と読みます。
「扶助」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「扶助」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
扶助の意味
「扶助」には次の意味があります。
・たすけること。力をそえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「扶」と「助」はどちらも「たすける」を意味する漢字であり、「扶助」は同じ意味の漢字を重ねた二字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・法律によって男の親が食糧品か金で子供を扶助する義務をもっている。
(出典:宮本百合子『子供・子供・子供のモスクワ』)
・その生活を扶助してやりたいと思うのだったが、きっかけがつかない。
(出典:海音寺潮五郎『平将門 上巻』)
・リラとニアにわたしの存在と扶助が必要だということをすっかり忘れていたのだ。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 11 ネリルカ物語』)
・義理の兄弟のロベールに扶助料を出すようにしたのはユベールだ。(出典:シムノン/榊原晃三訳『メグレの途中下車』)
・義がなければ、危急に際して互いに扶助し合うことが出来ないから。
(出典:海音寺潮五郎『平将門 中巻』)
類語
・補助(ほじょ)
意味:不足しているところを補い助けること。また、その助けとなるもの。(出典:デジタル大辞泉)
・尻押し(しりおし)
意味:背後にいて人を援助すること。また、その人。あと押し。(出典:デジタル大辞泉)
・後押し(あとおし)
意味:助力すること。後ろだて。後援。(出典:デジタル大辞泉)
・援護(えんご)
意味:困っている者を助けてやること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・介助(かいじょ)
意味:物事を行なうとき、その手助けをすること。たすけ。(出典:精選版 日本国語大辞典)