施錠
「ドアを施錠する」などのように使う「施錠」という言葉。
「施錠」は、音読みで「せじょう」と読みます。
「施錠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「施錠」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
施錠の意味
「施錠」には次の意味があります。
・錠に鍵をかけてしめること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
錠を施すより鍵をかけることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・東に面した三つの窓は施錠されていたが、カーテンはすべて開いていた。
(出典:有栖川有栖『ダリの繭』)
・二階のいちばん奥の部屋のようなんだが、あそこは施錠されてるよね。
(出典:多島斗志之『症例A』)
・直里研究室の前まできたが、ドアは施錠され、照明も灯っていなかった。
(出典:森博嗣『G 7 目薬αで殺菌します』)
・面倒だがこうでもしないと、そのドアを施錠しておくことはできないわけだ。
(出典:篠田真由美『玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿』)
・彼が最後だったので事務所の電気をすべて消し、入口のドアには施錠をした。
(出典:森博嗣『G 2 θは遊んでくれたよ』)
類語
・ロック(lock)
意味:鍵をかけること。錠を下ろすこと。また、錠。(出典:デジタル大辞泉)
・錠(じょう)
意味:他人に開けられないように、ドア・引き出し・金庫などに取り付け、鍵で開閉する装置。(出典:デジタル大辞泉)
・錠前(じょうまえ)
意味:戸などにとりつけて、開かないようにする金具。錠。(出典:精選版 日本国語大辞典)