神出鬼没
「神出鬼没で現れる」などのように使う「神出鬼没」という言葉。
「神出鬼没」は、音読みで「しんしゅつきぼつ」と読みます。
「神出鬼没」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「神出鬼没」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
神出鬼没の意味
「神出鬼没」には次の意味があります。
・行動が自由自在で、居所などの予測がつかないこと。(出典:デジタル大辞泉)
鬼神の超人的な能力で突然現れたり、急に消えたりすることから「神出鬼没」といわれています。。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・俺の周囲は神出鬼没なやつが多くて気苦労が絶えない。(出典:入間人間『電波女と青春男 第8巻』)
・犯人たちがかくも神出鬼没ということは、計画的行動である証拠だ。(出典:クルト・マール,クラーク・ダールトン/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 6 時間地下庫の秘密』)
・政府軍は神出鬼没のゲリラたちに翻弄ほんろうされ本来の戦力を発揮できなかった。(出典:池上永一『シャングリ・ラ 上』)
・彼は当局の追求を巧みに逃れ、まさに神出鬼没の活躍を示していた。(出典:モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』)
・風林火山の兵法そのままの神出鬼没ぶりに、越軍の将兵は首をかしげた。(出典:咲村観『上杉謙信人の巻』)
類語
・出没(しゅつぼつ)
意味:現れたり隠れたりすること。どこからともなく姿を現しては、またいなくなること。(出典:デジタル大辞泉)
・見え隠れ(みえがくれ)
意味:見えたり隠れたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・抜け目がない(ぬけめがない)
意味:注意深く、やることに抜けたところがない。また、自分の利益になりそうだと見れば、その機会を逃さない。(出典:デジタル大辞泉)
・食わせ者(くわせもの)
意味:表面はさりげなく見せて、実は油断のならない者。(出典:デジタル大辞泉)
・小賢しい(こざかしい)
意味:利口ぶっていて差し出がましい。生意気である。(出典:デジタル大辞泉)