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奇想天外とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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奇想天外

「奇想、天外より落つ」を略して「奇想天外」、「きそうてんがい」と読みます。

テレビ番組のタイトルにもある、おなじみの四字熟語です。

植物の和名にも、昭和のSF雑誌の名前にもなりました。

この記事では「奇想天外」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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奇想天外の意味

奇想天外には次の意味があります。

普通では考えつかないほど、奇抜であること。また、そのさま。
(デジタル大辞泉)

「奇想」は奇抜な考え、「天外」は天の外から転じて、思いも寄らないようなところ。
誰もが思い付かなかったような奇抜な考え、普通とは大分かけ離れたことや様子をいいます。

使い方・例文

・いま告げた奇想天外な情報については、別に何の意見ももらさなかった。
(出典:山田風太郎『エドの舞踏会 山田風太郎明治小説全集8』)

・1930年,ディラックは奇想天外ともいえる考えを発表した。 電子の方程式を導いてから2年目であった。
(出典:片山泰久『素粒子論の世界 物質と空間の窮極に挑む』)

・その計は奇想天外であって、ようやく仲達の眉を晴れしめるに足りた。
(出典:吉川英治『三国志』)

・当時の日本人は、海で泳いで遊ぶなどは奇想天外なこととしていた。
(出典:司馬遼太郎『燃えよ剣 02 (下)』)

・いよいよまったく以て奇想天外なことがわたくしの身に起こることになっていたからである。
(出典:マン/佐藤晃一訳『トーマス・マン短編集2』)

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