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自暴自棄とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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自暴自棄

「自暴自棄になり投げ出す」などのように使う「自暴自棄」という言葉。

「自暴自棄」は、音読みで「じぼうじき」と読みます。

「自暴自棄」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「自暴自棄」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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自暴自棄の意味

「自暴自棄」には次の意味があります。

物事が思いどおりにならないために、自分で自分の身を粗末に扱い、なげやりな行動をして将来の希望を捨てること。やけくそになること。(出典:四字熟語を知る辞典)

「自暴」は自分自身の身を損なうこと、「自棄」は自分自身に失望し、自分自身を大切にしないことを指します。
孟子の「離婁上」の「自ら暴う者は、ともに言ること有るべからず。自ら棄つる者は、ともに為すこと有るべからず」が語源となっている四字熟語です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・半ば自暴自棄になりつつ、私はそんな彼女と関係を持ってしまったのだ。
(出典:綾辻行人『暗黒館の殺人(下)』)

・私はあの時、母の離婚の責任を自分に感じて自暴自棄になっただけだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 6 罪滅ぼし編』)

・これはどうやら 送って来たその死者が自暴自棄になって 自殺したものらしい。
(出典:シェイクスピア/大山俊一訳『ハムレット』)

・そうした若者の多くは、生きる目標を喪い、自暴自棄型の生活に走った。
(出典:小林道雄『翔べ! はぐれ鳥』)

・その不快千万な気持が、心を一層自暴自棄的で、絶望的なものにして来る。
(出典:海音寺潮五郎『新太閤記(一)』)

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類語

捨て鉢(すてばち)
意味:どうともなれという気持ち。また、そうした気持ちであるさま。(出典:デジタル大辞泉)

やけくそ
意味:物事が自分の思いどおりに運ばなくて、どうにでもなれという気持ちになり、思慮のない乱暴な振る舞いをすることを意味する「やけ」を強めた言葉。(出典:デジタル大辞泉)

絶望(ぜつぼう)
意味:希望や期待がまったく失われること。望みがなくなること。望みを捨ててあきらめること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

悲観(ひかん)
意味:悲しんで失望すること。前途の望みを絶つこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

ネガティブ(negative)
意味:否定的なさま。消極的。(出典:デジタル大辞泉)

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