資質
「資質に恵まれる」などのように使う「資質」という言葉。
「資質」は、音読みで「ししつ」と読みます。
「資質」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「資質」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
資質の意味
「資質」には次の意味があります。
・生まれつきの性質や才能。資性。天性。(出典:デジタル大辞泉)
能力や性格、特性などで生まれ持って身についているものを指して用います。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・わたしは自己の資質を完全に発揮する機会を、何世紀も待ってきました。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 24 宇宙の海賊島』)
・ここにも文学の資質の新しく発現する可能のむずかしい過程があります。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
・あるいは反立ではなく資質にちょうど照応するものであったかもしれぬ。
(出典:吉本隆明『悲劇の解読』)
・しかし慧敏で健康な資質の人間は太陽が明らかにのぼったことを忘れない。
(出典:ソロー・ヘンリー・デイビッド『森の生活——ウォールデン——』)
・もともとそういう資質だったのだが、私にはそれだけとは思えない。
(出典:五木寛之『風に吹かれて』)
・彼女が高い魔法資質を伝える遺伝子を持つ、優秀な魔法師である以上。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 11 来訪者編 <下>』)
・なぜ自分がそうした資質を持っているのか、ビルにははっきりとわかっている。
(出典:古橋秀之『サムライ・レンズマン』)
・おれたちは、多数に授けられるわけじゃない力と資質を備えたチームなんだ。
(出典:アン・マキャフリイ『銀の髪のローワン』)