白日
「白日の下になる。」などのように使う「白日」という言葉。
「白日」は、音読みで「はくじつ」と読みます。
「白日」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「白日」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
白日の意味
「白日」には次の三つの意味があります。
1 照り輝く太陽。
2 真昼。白昼。
3 身が潔白であることのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
白日の意味①「照り輝く太陽。」
「白日」の一つ目の意味は「照り輝く太陽。」です。
真っ白なほど輝きを放つ太陽という意味です。
「白くなるくらい日が輝る」から、「白日」という呼び方になったとされています。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・やっと地上へ出たときに白日の光の有難味を始めて覚えたのである。
(出典:寺田寅彦『夏』)
・あとは言ひようもない静かな、ひつそりした、秋の白日の果樹園だつた。
(出典:島田清次郎『二人の男』)
・あっというまに、女の白いふともものおくは、夏の白日の下にあった。
(出典:山田風太郎『忍者月影抄』)
類語
・太陽(たいよう)
意味:地球から最近距離にある恒星。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・天日(てんぴ)
意味:太陽の光。また、その熱。(出典:デジタル大辞泉)
・日光(にっこう)
意味:日の光。太陽の光線。(出典:デジタル大辞泉)
白日の意味②「真昼。白昼。」
「白日」の二つ目の意味は「真昼。白昼。」です。
「太陽の照りが一番強い真昼」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現に白日夢を迫って無駄に時間を過ごしている人間は少なくない。
(出典:ホーガン『巨人たちの星』)
・日は西に傾きつつあったが、広場を照らしているのは白日の光だった。
(出典:藤沢周平『玄鳥』)
・春の陽射しがむやみに明るくて、なんだか白日の悪夢を見ているようだ。
(出典:内田康夫『斎王の葬列』)
類語
・真昼(まひる)
意味:昼の最中。正午ごろ。(出典:デジタル大辞泉)
・白昼(はくちゅう)
意味:まひる。ひるひなか。(出典:デジタル大辞泉)
・白日夢(はくじつむ)
意味:白昼夢ともいう。夢に似た意識状態が覚醒時に現れるもの。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
白日の意味③「身が潔白であることのたとえ。」
「白日」の三つ目の意味は「身が潔白であることのたとえ。」です。
「無実」であることを意味します。
「青天白日の身」という言葉でも見られる通り、「無実」であることを表すことのたとえです。
「青天」とともに用いられることが多いです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・うちの気の毒なゴルシコーフさんがついに青天白日の身になったのです。
(出典:ドストエフスキー/北垣信行訳『貧しき人びと』)
・彼女が完全な青天白日の身になり、罪は行くべき所へ行くのが僕の望みなんだ。
(出典:セイヤーズ/井上一夫訳『毒』)
・お前に罪がないというなら、せいぜい青天白日の身になるがいいさ。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語 04』)
類語
・青天白日(せてんはくじつ)
意味:無罪であることが明らかになること。(出典:デジタル大辞泉)
・無実(むじつ)
意味:特に、罪に値する事実がないのに罪があるとされること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・潔白(けっぱく)
意味:心や行いがきれいなこと。後ろ暗いところがないこと。(出典:デジタル大辞泉)