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ぺんぺん草とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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ぺんぺん草

「ぺんぺん草が生えている」などのように使う「ぺんぺん草」という言葉。

「ぺんぺん草」は、「草」を訓読みで「ぺんぺんぐさ」と読みます。

「ぺんぺん草」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ぺんぺん草」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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ぺんぺん草の意味

「ぺんぺん草」には次の意味があります。

(果実の形が三味線の撥(ばち)に似ているところからいう) 植物「なずな(薺)」の異名。(出典:精選版 日本国語大辞典)

春の野草で、春の七草のひとつです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ただ、ぺんぺん草ではないけど花瓶に枯かれた白い花が取り残されていた。
(出典:入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2 善意の指針は悪意』)

・屋根に生えたぺんぺん草が奇妙に青々としている。
(出典:花村萬月『幸荘物語』)

・おまけに、ぺんぺん草がはえやがって、どこか気に入らねえお寺だね。
(出典:佐々木味津三『右門捕物帖』)

・その追分には馬頭観音が立っているんですがね、いつか行って見た時には、まだ早春で枯草の中にぺんぺん草の花が咲いていましたよ。
(出典:北原白秋『フレップ・トリップ』)

ぺんぺん草や、蚊帳つり草や、そこにはえてる草の名をおぼえるだけでも大変な仕事である。
(出典:中勘助『銀の匙』)

類語

なずな
意味:アブラナ科の二年草。各地の路傍、原野などにふつうに見られる。高さ三〇センチメートルぐらい。葉は羽状に深裂し根ぎわに密生する。春から初夏にかけ、茎頂に総状に多数密集した小さな白い四弁花を開く。果実は扁平で三味線の撥(ばち)に似た倒三角形。春の七草の一つで、早春、若葉をゆでて食べる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

ぺんぺん草が生えるぺんぺんぐさがはえる
意味:家、屋敷などの荒れ果てたさまのたとえ。住む人のいなくなった家屋や、建物が取り払われ、空地となった所の荒れ果てる様子をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

春の七草はるのななくさ
意味:正月七日に摘んで、七草がゆに入れる七種の若菜。芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべ)、仏座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)の称。(出典:精選版 日本国語大辞典)

アブラナ科アブラナか
意味:双子葉植物、離弁花類。草本性で、葉は互生し、単葉または複葉で托葉(たくよう)はない。花序は総状または散房状。花は両性、萼片(がくへん)4枚、花弁4枚で十字形に並び、雄しべは6本で、内輪の4本は長い。雌しべは1本、子房は上位、2心皮、2室からなり、胚珠(はいしゅ)は側膜胎座(たいざ)につく。果実は角果、隔膜があり2室となる。種子に胚乳がない。幼根が子葉につく位置に背位と側位とがあり、属を見分ける区別点となる。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

野草やそう
意味:野原に生えている草。野生の草木。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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