根掘り葉掘り
「根掘り葉掘り聞きだす」などのように使う「根掘り葉掘り」という言葉。
「根掘り葉掘り」は、訓読みで「ねほりはほり」と読みます。
「根掘り葉掘り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「根掘り葉掘り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
根掘り葉掘りの意味
「根掘り葉掘り」には次の意味があります。
・しつこくこまごまとせんさくするさま。(出典:大辞林 第三版)
誤魔化しなどに騙されず、徹底的に追及することを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私がなぜその事件に興味があるのか根掘り葉掘り訊ねてくるに違いない。
(出典:高橋克彦『蒼い記憶』)
・ですからそのときもっと根掘り葉掘りこの男にきくべきだったんですね。
(出典:横溝正史『夜の黒豹』)
・その晩はまた御米と小六から代る代る鎌倉の事を根掘り葉掘り問われた。
(出典:夏目漱石『門』)
・心理学者たちは、だれでも自分の考えを根掘り葉掘り観察しろなどという。
(出典:アラン/宗左近訳『幸福について(上)』)
・昨日も学校へ来て、高杉先生のことを根掘り葉掘り聞いていったんですよ。
(出典:今邑彩『少女Aの殺人』)
類語
・徹底的(てっていてき)
意味:徹底するさま。どこまでも一貫して行うさま。(出典:デジタル大辞泉)
・仔細(しさい)
意味:こまかなこと。くわしいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・詳細(しょうさい)
意味:細部に至るまでくわしいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・矢継ぎ早(やつぎばや)
意味:続けざまに早く行うこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・口説く(くどく)
意味:こちらの意向を相手に承知してもらおうとして、熱心に説いたり頼んだりする。(出典:デジタル大辞泉)