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檄を飛ばすとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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檄を飛ばす

「社長が檄を飛ばす」などのように使う「檄を飛ばす」という言葉。

「檄を飛ばす」は、「げきをとばす」と読みます。

「檄を飛ばす」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「檄を飛ばす」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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檄を飛ばすの意味

「檄を飛ばす」には次の意味があります。

自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促す。(出典:デジタル大辞泉)

「檄」とは古代中国で使われていた木板の文書のことで、招集や説諭のために使われていたそうです。
「檄を飛ばす」という行為は本来、その檄(文書)を回して人々を集めたり、同意を得たりすることを指していました。
「激」という漢字に似ていることから、「激励」と同じように用いられることがありますが、「元気づける」という意味はないので誤用しないよう注意が必要です。
「同意を求める」「決起を促す」という意味が込められているかどうかが、誤用を防ぐポイントです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・非常時の場合、修験者を使って、近隣の一族や源氏の縁につながる者に檄を飛ばす用意は脇屋義助によって着々と進められていた。
(出典:新田次郎『新田義貞(下)』)

・壇上で檄を飛ばしているところを、集会に乱入したプレイヤーに銃撃された。
(出典:九里史生『SAO-Web-3』)

・本願寺は、畿内外の宗徒に檄を飛ばし、弾薬・兵糧の大量搬入を命じた。
(出典:池宮彰一郎『本能寺(下)』)

・薩賊討伐の檄をとばした憎まれものの雲井竜雄さえその一員に迎えた。
(出典:本庄陸男『石狩川』)

・朝のミーティングで上野が最後の檄を飛ばす
(出典:有川浩『キケン』)

類語

檄する(げきする)
意味:檄文を急いで多くの人々に回すこと。また、その檄文。急ぎの文書。(出典:精選版 日本国語大辞典)

飛檄(ひげき)
意味:檄文を急いで多くの人々に回すこと。また、その檄文。急ぎの文書。(出典:精選版 日本国語大辞典)

羽檄(うげき)
意味:急を要する檄文。飛檄。羽書(うしょ)。(出典:デジタル大辞泉)

尻を叩く(しりをたたく)
意味:やる気を起こすように励ます。また、早くするように催促する。(出典:精選版 日本国語大辞典)

発破を掛ける(はっぱをかける)
意味:強い言葉で激励したり、気合いを入れたりする。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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