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犬も歩けば棒に当たるとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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犬も歩けば棒に当たる

「犬も歩けば棒に当たるとはこのことだ」などのように使う「犬も歩けば棒に当たる」という言葉。

「犬も歩けば棒に当たる」は、「いぬもあるけばぼうにあたる」と読みます。

「犬も歩けば棒に当たる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「犬も歩けば棒に当たる」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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犬も歩けば棒に当たるの意味

「犬も歩けば棒に当たる」には次の意味があります。

労をいとわず動きまわるうちに思いがけない幸運に遭うことのたとえ。また、物事を積極的に行う者は、それだけ災難に遭うことも多いというたとえ。(出典:ことわざを知る辞典)

言い換えると、行動を起こせば起こすほど、幸運なことに巡り合う、またその逆で災難にも遭いやすい、ということを例えた言葉です。
良いことに出会うことと悪いことに出会うこと、どちらの場合にも使うことができます。
「棒に当たる」というのは、人間が犬を棒で追い払う様子を表しています。
この言葉が生まれたといわれる江戸時代ごろ、野良犬が多かったそうです。
犬がほっつき歩いていると、人間に見つかって棒で叩かれる、また歩くとまた叩かれる、というような様子から、行動を起こすほど、言い換えれば、出しゃばるほどそういった出来事に遭遇する、というとからこの言葉が生まれたと言われています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

犬も歩けば棒に当たるの譬(たとえ)もあるが、この三日、何にも出会わなかった。
(出典:峰隆一郎『人斬り弥介 第2巻 平三郎の首』)

犬も歩けば棒に当たる いびき 今までのことが水の泡だ。
(出典:講談社インターナショナル編『続・これを英語で言えますか?』)

・こればっかりは「犬も歩けば棒に当たる」ように、「生きていれば素晴らしいセックスにぶちあたる」ということはないようだ。
(出典:里中哲彦『鬼平犯科帳の人生論』)

犬も歩けば棒に当たるで、かたっぱしから営業をかけたら、今日1本契約が取れたよ。

犬も歩けば棒に当たるというが、あまり出しゃばらないほうがいい。

類語

藪をつついて蛇を出す(やぶをつついてへびをだす)
意味:やらなくてもよいことをしたり、よけいなことを言ったたために災いをこうむるたとえ。(出典:ことわざを知る辞典)

触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)
意味:その物事にかかわりさえもたなければ、災いを招くことはない。めんどうなことによけいな手出しをするな、というたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

怪我の功名(けがのこうみょう)
意味:あやまちや事故によって、思いがけないよい結果がもたらされることをいう。転じて、特に意図しないのに、好結果がもたらされたこともいう。(出典:ことわざを知る辞典)

思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)
意味:思い立った日が吉日と考え、さっそく実行せよ。何かする決心をしたら、その日のうちに取りかかるのがよい。(出典:ことわざを知る辞典)

黄金の釜を掘り出したよう(こがねのかまをほりだしたよう)
意味:思いがけない幸運に出会うことのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

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