未知
「未知の世界」などのように使う「未知」という言葉。
「未知」は、音読みで「みち」と読みます。
「未知」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「未知」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
未知の意味
「未知」には次の意味があります。
・まだ知らないこと。また、まだ知られていないこと。(出典:デジタル大辞泉)
「未知」とは、将来のことを指す言葉であり、まだ知らないこと、これから知っていくことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・二人の仲間は、これからの未知の国の旅のことを考えているのだろうか?
(出典:ヴェルヌ/江口清訳『気球旅行の五週間』)
・彼にはあこがれていた未知の心の糧への道が示されているように思えた。
(出典:原田義人『変身』)
・それが夢となるか、未知の恐怖への門となるか、わからなかったからだ。
(出典:ラヴクラフト・ハワード・フィリップス『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』)
・巨大な扉の向うにある未知のものに対する畏怖がかれらを呪縛していた。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 3 白い竜』)
・光は空気そのものの中から、未知の源からとびだしてきたようであった。
(出典:エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』)
類語
・不明(ふめい)
意味:はっきりわからないこと。明らかでないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不明瞭(ふめいりょう)
意味:はっきりしないこと。あいまいなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・漠然(ばくぜん)
意味:ぼんやりとして、はっきりしないさま。広くてはてしのないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不詳(ふしょう)
意味:くわしくはわからないこと。はっきりしないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・未確認(みかくにん)
意味:まだ確認されていないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)