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厭世とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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厭世

「厭世主義者」などのように使う「厭世」という言葉。

「厭世」は、音読みで「えんせい」と読みます。

「厭世」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「厭世」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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厭世の意味

「厭世」には次の意味があります。

世の中をいやなもの、人生を価値のないものと思うこと。(出典:デジタル大辞泉)

「厭世」という言葉をわかりやすく言うと「世の中や人生に嫌気がさすこと」という意味になります。
小説などでよく使われる言葉です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼はこの頃人生にたいする深刻な懐疑と厭世と絶望に陥っていた。
(出典:トルストイ/北垣信行訳『トルストイ民話集1「イワンの馬鹿」』)

・私には、厭世とか自殺という考えのみはなかったのである。
(出典:坂口安吾『小さな山羊の記録』)

・どちらかというと、物静かな厭世家に近づいているように私には感じられた。
(出典:森博嗣『少し変わった子あります』)

・その結果、次のような理由によって、先生はまったく厭世的になったのである。
(出典:坂口安吾『勉強記』)

・単純な厭世自殺だって、人のために死んだというような恰好をつけることもある。
(出典:半村良『不可触領域』)

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類語

絶望(ぜつぼう)
意味:望を失うこと。全く期待できなくなること。(出典:デジタル大辞泉)

悲観(ひかん)
意味:世の中や人生を悪と苦に満ちていると考えること。(出典:デジタル大辞泉)

嫌悪(けんお)
意味:憎みきらうこと。強い不快感を持つこと。(出典:デジタル大辞泉)

失望(しつぼう)
意味:待がはずれてがっかりすること。また、その結果、希望を持てなくなること。(出典:デジタル大辞泉)

飽きる(あきる)
意味:多すぎたり、同じことが長く続いたりして、いやになる。(出典:デジタル大辞泉)

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