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晴耕雨読とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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晴耕雨読

「晴耕雨読をたのしむ」などのように使う「晴耕雨読」という言葉。

「晴耕雨読」は、音読みで「せいこううどく」と読みます。

「晴耕雨読」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「晴耕雨読」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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晴耕雨読の意味

「晴耕雨読」には次の意味があります。

晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家にこもって読書をすること。
 悠々自適の生活を送ることをいう。(出典:デジタル大辞泉)

「晴耕」は「晴れた日に田畑を耕すこと」、「雨読」は「雨の日には家で読書をすること」を意味し、「晴耕雨読」は転じて、そのような穏やかでゆったりとした生活を送ることを意味することもあります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

晴耕雨読。三度固辞して動かず。
(出典:太宰治『懶惰の歌留多』)

・晩年は晴耕雨読の境涯に入り、漢籍の素養が深かつた。
(出典:伊丹万作『わが妻の記』)

・始め肥後宇土郡江辺えべ村に晴耕雨読の生活を送ること三十余年であったが。
(出典:菊池寛『島原の乱』)

・農耕のかたわら知識探求にもはげむという、晴耕雨読型の人物であったらしい。
(出典:塩野七生『ローマ人の物語1』)

・以上私は、私の園芸趣味が附け焼刃であることを告白したが、それはそれとして晴耕雨読は昔から私の理想である。
(出典:福永武彦『第四随筆集 夢のように』)

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類語

悠々自適(ゆうゆうじてき)
意味:世間のことに煩わされず、自分の思いのままに暮らすこと。(出典:デジタル大辞泉)

自適(じてき)
意味:束縛を受けず心のおもむくままに伸び伸びと楽しむこと。(出典:デジタル大辞泉)

出世間(しゅっせけん)
意味:仏語。俗世間の煩悩(ぼんのう)から脱して悟りの境界に入ること。出世。(出典:デジタル大辞泉)

・悠々(ゆうゆう)
意味:ゆったりと落ち着いたさま。また、十分に余裕のあるさま。(出典:デジタル大辞泉)

・悠然(ゆうぜん)
意味:物事に動ぜず、ゆったりと落ち着いているさま。悠々。(出典:デジタル大辞泉)

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