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危機一髪とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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危機一髪

「信号に間に合わなかったため危機一髪、事故を免れた」などのように使う「危機一髪」という言葉。

「危機一髪」は、音読みで「ききいっぱつ」と読みます。

「危機一髪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「危機一髪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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危機一髪の意味

「危機一髪」には次の意味があります。

髪の毛一本ほどの違いで安危が分かれるような、きわめて危険な状態。ひとつ間違えば危険に陥りそうなこと。あぶないせとぎわ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

危険と紙一重のぎりぎりを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

危機一髪、団子鼻に堕そうとするのを鼻のわきの深い皺がそれを助けた。
(出典:野原一夫『太宰治 生涯と文学』)

危機一髪、団子鼻に墮そうとするのを鼻のわきの深い皺がそれを助けた。
(出典:太宰治『ダス・ゲマイネ』)

・博士の沈着にして果断な処置が、危機一髪のところで全員を救ったのだ。
(出典:海野十三『火星探険』)

危機一髪で死んでしまった人の話も聞きたいが、それは不可能。
(出典:星新一『にぎやかな部屋』)

・われわれの戦争は千年ほどまえに終わったが、まったく危機一髪だった。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 4 ステンレス・スチール・ラット諸君を求む』)

類語

絶体絶命(ぜったいぜつめい)
意味:「絶体」「絶命」はともに九星占いでいう凶星の名。転じて、どうしてものがれようのないせっぱ詰まった場合、立場にあること。進退きわまること。また、そのさま。絶体。(出典:精選版 日本国語大辞典)

剣が峰(けんがみね)
意味:それ以上少しの余裕もない、ぎりぎりの状態。物事の成否の決まる瀬戸際。(出典:デジタル大辞泉)

九死(きゅうし)
意味:ほとんど命が助かりそうもないような危ない状態。(出典:デジタル大辞泉)

袋の鼠(ふくろのねずみ)
意味:逃げ出すことのできない状態のたとえ。袋の中の鼠。(出典:デジタル大辞泉)

進退維谷まる(しんたいこれきわまる)
意味:前に進むことも後ろへ退くこともできなくなる。どうすることもできない状態に陥る。苦境に立つ。(出典:デジタル大辞泉)

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