捜す
「事件の容疑者を捜す」などのように使う「捜す」という言葉。
「捜す」は、訓読みで「さがす」と読みます。
「捜す」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「捜す」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
捜すの意味
「捜す」には次の意味があります。
・見つけ出そうとして方々を見たり、歩きまわったり、人に聞いたりする。尋ね求める。(出典:デジタル大辞泉)
「事件の容疑者を捜す」で、「容疑者を捜す為に、歩き回ったり人に聞いたりしている」という意味になります。この言葉は、場所の見当がつかない物や見つからない人をさがしていることを表すときに使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・おれのからだのどこを捜して見ても何ほどの物も残っているはずがない。
(出典:蒲原有明『夢は呼び交す』)
・遺骸だけでも捜してやることをしなかったと残念でならないのであった。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)
・その頃には動物を見るより先にまず彼女の姿を捜すようになっていた。
(出典:山本文緒『紙婚式』)
・黙って逃げていった奴なんか捜しに行ったところで仕方があるめえ。
(出典:佐左木俊郎『恐怖城』)
・皆死体ばかり見てて犯人を捜そうとした人はいなかったそうです。
(出典:宮谷シュンジ『絶望の世界 0絶望の世界 僕の日記』)
類語
・模索(もさく)
意味:手さぐりで探し求めること。ぼさく。(出典:デジタル大辞泉)
・捜索(そうさく)
意味:行方不明の人や物をさがし求めること。(出典:デジタル大辞泉)
・サーチ
意味:調べて探すこと。調査。探索。検索。(出典:デジタル大辞泉)
・検索(けんさく)
意味:キーワードなどを条件に設定し、それに合ったデータを探し出すこと。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・尋ねる(たずねる)
意味:所在のわからないものなどをさがし求める。(出典:デジタル大辞泉)