恐竜
「恐竜の化石」などのように使う「恐竜」という言葉。
「恐竜」は、音読みで「きょうりゅう」と読みます。
「恐竜」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「恐竜」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
恐竜の意味
「恐竜」には次の意味があります。
・中生代の三畳紀後期から白亜紀まで(約2億2800万年~6550万年前)の地球上に栄えた陸生の絶滅爬虫(はちゅう)類。これまでに発掘された多くの化石によってその存在が判明している。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
化石によって、恐竜の存在だけでなく、生態など、様々なことが判明してきました。
日本では、福井県で多くの恐竜の化石が発掘されています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女たちにとって、それは恐竜がこの地上にいた時代と変わりはないのだ。
(出典:藤原伊織『テロリストのパラソル』)
・あれほどさかえた恐竜も、ついに地上ではほとんど見られなくなった。
(出典:星新一『生命のふしぎ』)
・次第に大型化していって絶滅したところも、恐竜によく似ている。
(出典:東海林さだお『キャベツの丸かじり』)
・もちろん恐竜が霊長類になる過程には、さまざまな進化の枝分かれがある。
(出典:大沢在昌『悪夢狩り』)
・そしてそれはジュラ紀の恐竜の一種ステゴザウルスそのままの姿なのである。
(出典:中谷宇吉郎『イグアノドンの唄』)
類語
・翼竜(よくりゅう)
意味:中生代の空に進出した爬虫(はちゅう)類。双弓(そうきゅう)亜綱主竜下綱翼竜目。鳥やコウモリと違って、手の4番目の指が長く伸びて四つの部分にくぎれ、皮の翼が張られていた。残りの指は小さくて、鉤(かぎ)状のつめをなし、岩や大枝にぶら下がるのに使われたらしい。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・首長竜(くびながりゅう)
意味:ジュラ紀から白亜紀にかけての、約1億9960万年~6550万年前に繁栄した海生爬虫(はちゅう)類。分類学上は鰭竜(きりゅう)目中の1亜目。長頸竜(ちょうけいりゅう)あるいは蛇頸竜(だけいりゅう)ともいう。外観はヘビのような頸(くび)がウミガメのような胴につながっているようにみえる。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・ティラノサウルス
意味:北アメリカの白亜紀後期、約7500万年~6550万年前の地層から産出した肉食恐竜。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・ステゴサウルス
意味:鳥盤目装盾(そうじゅん)類(亜目)エウリポッド類剣竜類(けんりゅうるい)(下目)ステゴサウルス科Stegosauridaeに属する恐竜。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・シーラカンス
意味:硬骨魚類総鰭亜綱シーラカンス目に属する魚類の一系統の総称。古生代デボン紀から中生代白亜紀までの海に栄えた魚で、かつては化石としてだけ知られていたが、一九三八年にマダガスカル島近海で初めて生きているものが一尾捕獲され、その後現在までに数百尾が漁獲されている。(出典:精選版 日本国語大辞典)