不可能
「不可能なこと」などのように使う「不可能」という言葉。
「不可能」は、音読みで「ふかのう」と読みます。
「不可能」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不可能」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
不可能の意味
「不可能」には次の意味があります。
・できないこと。可能でないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
可能の否定形となっているため、可能ではないことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・昔も今も東京で美味い豆腐を食べることはまず不可能だ。
(出典:北大路魯山人『美味い豆腐の話』)
・それはあの時非常に困難なことだったが、今はまったく不可能なことだった。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
・下から車を持ち上げるのでなければ、彼を引き出すことは不可能だった。
(出典:福永渙『非暴力』)
・産業技術を抜きにして産業生活が不可能なことを知らない者はない筈だ。
(出典:戸坂潤『日本イデオロギー論』)
・現在と全く異なった一つの力学系統を構成する事は不可能ではあるまい。
(出典:寺田寅彦『物質とエネルギー』)
類語
・不能(ふのう)
意味:できないこと。また、そのさま。不可能。(出典:デジタル大辞泉)
・無理(むり)
意味:実現するのがむずかしいこと。行いにくいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・困難(こんなん)
意味:物事をするのが非常にむずかしいこと。また、そのさま。難儀。(出典:デジタル大辞泉)
・駄目(だめ)
意味:しようとしてもできないこと。また、そのさま。不可能。(出典:デジタル大辞泉)
・不可(ふか)
意味:よくないこと。いけないこと。(出典:デジタル大辞泉)