シームレス
「シームレスに繋がる」などのように使う「シームレス」という言葉。
英語では「seamless」と表記します。
「シームレス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「シームレス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
シームレスの意味
「シームレス」には次の意味があります。
・縫い目、継ぎ目がないこと。また、縫い目のない婦人用長靴下をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
転じて、複数のサービスなどの障害を取り除き、容易に相互利用できることなどを意味することもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼らの処理は実際の機械がこなす処理とシームレスにまじりあっている。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』)
・四系統八種の魔法はシームレスにつながっているもの、本質的に一つのものではないかと、頭ではなく感覚で思っている。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 7 横浜騒乱編 <下>』)
・なだらかな曲面を持ったシームレスのガラスには、ロクセンビルとは比較にならないコストがかかっているだろう。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
・上に組んだ足のシームレス・ストッキングの先で、スリッパが揺れている。
(出典:広瀬正『マイナス・ゼロ』)
類語
・スムーズ
意味:《「スムース」とも》物事が支障なく滑らかに運ぶさま。円滑。(出典:デジタル大辞泉)
・平(たいら)
意味:高低・凹凸のないさま。傾斜や起伏のないさま。ひらたいさま。たいらか。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・円滑(えんかつ)
意味:物事が滞らず、すらすら運ぶこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・滑らか(なめらか)
意味:物の表面にでこぼこがなくて、すべすべ、また、つるつるしているさま。(出典:デジタル大辞泉)