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クローズアップとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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クローズアップ

「過去の事件がクローズアップされる」などのように使う「クローズアップ」という言葉。

英語では「close-up」と表記します。

「クローズアップ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「クローズアップ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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クローズアップの意味

「クローズアップ」には次の二つの意味があります。

1 映画や写真で、被写体またはその一部分を、画面いっぱいに拡大して映すこと。大写し。アップ。
2 特定の事柄を大きく取り上げること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

クローズアップの意味①「映画や写真で、被写体またはその一部分を、画面いっぱいに拡大して映すこと。大写し。アップ。」

「クローズアップ」の一つ目の意味は「映画や写真で、被写体またはその一部分を、画面いっぱいに拡大して映すこと。大写し。アップ。」です。

カメラを近づける、画面を拡大するなどの方法で、迫力を出したり細かい部分が良く見えるようにしたりすることをいいます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

クローズアップされた画面の中の慎吾の衿の辺りには汗が光っていた。
(出典:平岩弓枝『鏨師』)

・以前、あの宇宙ステーションのクローズアップ写真を検討したことがある。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 2 2010年宇宙の旅』)

・彼女は、その一人一人の顔が見えるほどに、カメラをクローズアップさせた。
(出典:クラーク『楽園の泉』)

・ズームアップ、クローズアップされたキジ鳩の美しさは眺めていて飽きません。
(出典:工藤久代『ワルシャワ猫物語』)

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類語

接写(せっしゃ)
意味:被写体にレンズを近づけて写すこと。また、その写真。近接撮影。マクロ撮影。(出典:デジタル大辞泉)

ズームアップ
意味:画面にとらえた被写体を、急に拡大すること。(出典:デジタル大辞泉)

拡大(かくだい)
意味:広げて大きくすること。また、広がって大きくなること。郭大。(出典:デジタル大辞泉)

寄る(よる)
意味:ある人・物やある所に向かって近づく。近寄る。(出典:デジタル大辞泉)

クローズアップの意味②「特定の事柄を大きく取り上げること。」

「クローズアップ」の二つ目の意味は「特定の事柄を大きく取り上げること。」です。

「過去の事件がクローズアップされる」で「過去に起きたある事件が大きく取り上げられる」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・繁栄の一方で現れた暗い一面が、社会にクローズアップされ始めた。
(出典:桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』)

・つまり、最近言語と文化との関係についての研究が人類学において大きくクローズアップされてきています。
(出典:石田英一郎『日本文化論』)

・今のように環境問題がクローズアップされる何年も前に、地球の危機的状況と、他の生物と人間とが対等の存在だということも教えられた。
(出典:岩本隆雄『星虫』)

・ことさら動機をクローズアップしたり、ゲームの影響云々を論じる必要はどこにもなかったんだ。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第2巻』)

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類語

注目(ちゅうもく)
意味:目を向けてよく見ること。注意して見ること。関心をもって見守ること。注視。(出典:精選版 日本国語大辞典)

取上げる(とりあげる)
意味:問題として扱う。(出典:デジタル大辞泉)

強調(きょうちょう)
意味:ある一部分が特に目立つようにすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

焦点(しょうてん)
意味:人々の注意や関心の集まるところ。また、物事のいちばん重要な点。(出典:デジタル大辞泉)

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