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手前味噌とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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手前味噌

「手前味噌だが、この絵はよく描けた」などのように使う「手前味噌」という言葉。

「手前味噌」は、湯桶読みで「てまえみそ」と読みます。

「手前味噌」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「手前味噌」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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手前味噌の意味

「手前味噌」には次の意味があります。

自分で自分のことをほめること。自慢。(出典:デジタル大辞泉)

「謙遜しつつも、自分のことをほめる」といった意味です。
「手前味噌ですが」と前置きする場合、「少し気がひけるのですが、これから自分のことをほめさせてもらいます」といったニュアンスがあります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

手前味噌ではありますが、いいものになるんじゃないか、と、思います。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第02巻』)

・老人の加わった戦闘や目撃した作戦について、手前味噌のとりとめもない話に耳を傾ける者もなかった。
(出典:ディック/仁賀克雄訳『ウォー・ヴェテラン』)

・僕の手柄は手前味噌ですから書きません。
(出典:海野十三『省線電車の射撃手』)

手前味噌で恐縮だが、私は信濃川で水泳ぎを覚えた。
(出典:阿刀田高『詭弁の話術』)

・之を『神の国』や『国富論』と比較するのは、余りに大小の差が大きく、おかしくて話にもならないが、少し紙数が余ったから手前味噌をならべることにしよう。
(出典:矢内原忠雄『読書と著書』)

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類語

自慢(じまん)
意味:自分で、自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ること。(出典:デジタル大辞泉)

自画自賛(じがじさん)
意味:自分の行為、また、自身を自らほめること。自賛。(出典:精選版 日本国語大辞典)

自惚れる(うぬぼれる)
意味:実際以上に自分がすぐれていると思い込んで得意になる。(出典:デジタル大辞泉)

得意(とくい)
意味:誇らしげなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

自信(じしん)
意味:自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。(出典:デジタル大辞泉)

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