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ししおどしとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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ししおどし

「ししおどしが音をたてる」などのように使う「ししおどし」という言葉。

「ししおどし」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ししおどし」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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ししおどしの意味

「ししおどし」には次の意味があります。

庭園施設の一つ。節止めにした太めの竹筒を中ほどでささえて回転するようにし、水を受ける部分を斜めに切ったもの。水がたまると、重心が前にきて竹筒が傾き、中の水が吐かれて勢いよくもどった時に、竹筒の尻が後ろの石の頭に当たってこころよい音を発する。本来は庭にしのびこむ鹿やいのししを追い出すためのものであったが、現在ではもっぱら風流のためのものとなる。添水(そうず)。しかおどし。(出典:精選版 日本国語大辞典)

漢字では「鹿威」と書きます。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・それも、築山つきやまにししおどしの音がこだまする庭に面した離れである。
(出典:平安寿子『素晴らしい一日』)

・ゆっくりと音をたてずに、巨大なししおどしが首をあげる。
(出典:長嶋有『タンノイのエジンバラ』)

・公園の入口には全長三メートルぐらいのししおどし型のオブジェがあるが、動く気配はない。
(出典:長嶋有『タンノイのエジンバラ』)

・社会科の見学授業でどこかの神社仏閣でも訪れたかのような、そんな名状しがたい気分を味わいながら屋敷内にお邪魔して、ししおどしの見える庭に面した廊下を歩いた先の、神原の部屋へと、障子を引いて、通された。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 1 化物語(上)』)

・聞こえてくるのはマーライオンからぐお湯のコポコポという音と時折中庭から伝わるししおどしのカコーンという音のみ。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 7』)

ししおどし型の噴水が不意に動き出した。
(出典:長嶋有『タンノイのエジンバラ』)

・この装置は、ししおどしを真似た構造になっている。

ししおどしの見える部屋に通され、緊張した。

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