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後の祭りとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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後の祭り

「すでに後の祭りである」などのように使う「後の祭り」という言葉。

「後の祭り」は、訓読みで「あとのまつり」と読みます。

「後の祭り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「後の祭り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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後の祭りの意味

「後の祭り」には次の意味があります。

祭りのあとの山車(だし)のように、時機遅れで、むだなこと。手遅れ。(出典:デジタル大辞泉)

「後の祭り」は、機会を逃してしまい手遅れであることを表す慣用句です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・だが、そのときは、後の祭りで手を打つことなどできるわけもなかった。
(出典:ガードナー/能島武文訳『奇妙な花嫁』)

・ おそらくそんなつもりではなかったのだろうが、すでに後の祭りだ。 
(出典:垣根涼介『ヒート アイランド』)

・ 悪いことを言ってしまったと思ったが後の祭りである。
(出典:宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さんだらぼっち』)

・ 島にプールを作るということは大変にお金のかかることであったと、わかったのは後の祭り
(出典:森瑤子『ある日、ある午後』)

・千夜子の言葉に健一はなるほどその手があったのかと思うが後の祭り
(出典:新井輝『ROOM NO.1301 03 同居人はロマンティック?』)

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類語

十日の菊(とおかのきく)
意味:9月9日の菊の節句の翌日に咲いた菊。時機に遅れて役に立たないことのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

六日の菖蒲(むいかのあやめ)
意味:《5月5日の節句の翌日の菖蒲の意から》時機に後れて役に立たない物事のたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

手遅れ(ておくれ)
意味:手当てや処置の時機が遅れること。時機を失して、効果的な手を打てないこと。(出典:大辞林 第三版)

臍を噛む(ほぞをかむ)
意味:後悔する。すでに及ばないことを悔やむ。返らないことを後悔する。ほぞを食う。(出典:精選版 日本国語大辞典)

覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)
意味:一度してしまったことは取り返しがつかないということ。(出典:大辞林 第三版)

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