将来性
「将来性のある仕事」などのように使う「将来性」という言葉。
「将来性」は、音読みで「しょうらいせい」と読みます。
「将来性」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「将来性」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
将来性の意味
「将来性」には次の意味があります。
・将来が期待されるという見込み。将来の発展が見込まれる状態。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「将来性」とは、未来への希望や、展開していくという期待があることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もちろん天吾くんに作家としての将来性があることは俺だって認めるさ。
（出典：村上春樹『1Q84 BOOK2』）
・なんとか職を求めることができても、将来性のある仕事につくのは難しい。
（出典：今邑彩『赤いベベ着せよ』）
・あの一件で、過去の名誉も将来性も、すべて煙になって消えてしまった。
（出典：田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 2 ユリアンのイゼルローン日記』）
・しかもあの青年は歌手としての将来性もあるし、その上に好男子です。
（出典：鮎川哲也『りら荘事件』）
・彼は、単なるマネージャーという仕事には将来性がないことに気づいていた。
（出典：山際淳司『Give up オフコース・ストーリー』）
類語
・可能性（かのうせい）
意味：物事が実現できる見込み。（出典：デジタル大辞泉）
・伸び代（のびしろ）
意味：能力を出し切ってはいず、まだ成長する余地があること。（出典：デジタル大辞泉）
・展望（てんぼう）
意味：社会の動き、人生の行く末などを見渡すこと。見通すこと。（出典：デジタル大辞泉）
・蓋然性（がいぜんせい）
意味：ある事柄が起こる確実性や、ある事柄が真実として認められる確実性の度合い。確からしさ。これを数量化したものが確率。（出典：デジタル大辞泉）
・望み（のぞみ）
意味：望ましい結果を得る可能性。よいほうに進みそうな見込み。（出典：デジタル大辞泉）
