経験則
「経験則に基づく判断」などのように使う「経験則」という言葉。
「経験則」は、音読みで「けいけんそく」と読みます。
「経験則」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「経験則」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
経験則の意味
「経験則」には次の意味があります。
・実際に経験する事柄から見いだされる法則。（出典：デジタル大辞泉）
経験的法則とも言われます。
時に、因果関係は明確ではないが、経験上そのようだというだけの法則を指すこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・長年の経験則で一つだけ確信していたのは、この人に何を言っても無駄だということです。
（出典：伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第9巻』）
・ただの経験則や法則だけでは決して測れない例外というものもある。
（出典：虚淵玄『Fate／Zero Vol.1 「第四次聖杯戦争秘話」』）
・経験則的なもので上手くはいえないが、厄介事が迫っているような。
（出典：米澤穂信『古典部シリーズ2 愚者のエンドロール』）
・過去の経験則に基づいて実施しているだけですからね。
（出典：佐竹一彦『新任警部補』）
・だが、経験則から予想される距離は六十階をやや超えているように思える。
（出典：雨木シュウスケ『レジェンド・オブ・レギオス 第2巻 イグナシス覚醒』）
類語
・勘（かん）
意味：直感で物事を判断すること。また、その能力。第六感。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・フィーリング（feeling）
意味：感触。感じ。情操。現在では、芸術作品などから受ける気分や、人との交際などで感じられる微妙な雰囲気の意で多く用いられる。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・黄金律（おうごんりつ）
意味：内容が深遠で、人生にとってこの上なく有益な教訓。（出典：デジタル大辞泉）
・ルール（rule）
意味：規則。規定。きまり。（出典：デジタル大辞泉）
・鉄則（てっそく）
意味：変更したり破ったりすることのできない、厳重な法則。きびしいきまり。（出典：精選版 日本国語大辞典）
