膨大
「膨大な情報の中から読み取る」などのように使う「膨大」という言葉。
「膨大」は、音読みで「ぼうだい」と読みます。
「膨大」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「膨大」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
膨大の意味
「膨大」には次の意味があります。
・ふくれて大きくなること。(出典:デジタル大辞泉)
「膨大」という言葉をわかりやすく言うと、「物事の数や量が膨れ上がり、非常に多いこと」となります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・何よりも、人類がアクセスできる知識が膨大なものになりつつあります。
(出典:茂木健一郎『「脳」整理法』)
・この膨大な世界を構成する魅力のひとつに竜の存在があげられるでしょう。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 5 竜の歌い手』)
・仕事の合間の遊びだが、その時間を合計すれば膨大なものになるだろう。
(出典:吉行淳之介『犬が育てた猫』)
・彼女には父親が幼い私と弟を撮影した、膨大な写真を見せたことがあった。
(出典:群ようこ『飢え』)
・周囲を膨大な書物に囲まれて、われわれは小さな光の輪の中に立った。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書1』)
類語
・無数(むすう)
意味:数えきれないほど多いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・多量(たりょう)
意味:分量の多いこと。また、そのさま。大量。(出典:デジタル大辞泉)
・莫大(ばくだい)
意味:程度や数量がきわめて大きいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・巨万(きょまん)
意味:非常に多くの数や金額。(出典:デジタル大辞泉)
・潤沢(じゅんたく)
意味:ものが豊富にあること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)