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卒倒とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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卒倒

「驚いて卒倒しそうになる」などのように使う「卒倒」という言葉。

「卒倒」は、音読みで「そっとう」と読みます。

「卒倒」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「卒倒」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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卒倒の意味

「卒倒」には次の意味があります。

脳貧血などにより突然意識を失って倒れること。(出典:デジタル大辞泉)

実際に意識を失って倒れることを指す場合もありますが、意識を失って倒れそうになるほど、ひどく驚いたさまを比ゆ的に表す際に「卒倒しそうになる」という形で使われることも多いです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・税務署長は気が気でなく卒倒しさうになって頭に手をあげました。
(出典:宮沢賢治『税務署長の冒険』)

卒倒した母親の呼吸を楽にしてやるために妹が上着を脱がしてやったのだろう。
(出典:カフカ/中井正文訳『変身』)

卒倒でもされては大変だから、私たちはブランディをむりに飲ませてやった。
(出典:ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの思い出』)

・ひとりのはずの娘が、急にふたりに増殖して現れたら、ただでさえ気の弱い父は卒倒するかもしれない。
(出典:山本文緒『ブルーもしくはブルー』)

・私は卒倒しそうになり、目の前がくらくらと昏くなった。
(出典:植村直己『エベレストを越えて』)

類語

気絶(きぜつ)
意味:一時的に気を失うこと。また、その状態。精神的ショックや過度の疲労、高所からの転落による打撲とショックなど、主に外的原因による。(出典:精選版 日本国語大辞典)

失神(しっしん)
意味:意識を失うこと。多くは、強い精神的ショックや肉体的打撃、あるいは脳貧血などによって起こる。(出典:デジタル大辞泉)

驚天動地(きょうてんどうち)
意味:世間をひどく驚かすこと。(出典:デジタル大辞泉)

昏倒(こんとう)
意味:めまいがして倒れること。(出典:デジタル大辞泉)

前後不覚(ぜんごふかく)
意味:前後の区別もつかなくなること。正常な判断ができなくなること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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