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立脚とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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立脚

「事実に立脚する」などのように使う「立脚」という言葉。

「立脚」は、音読みで「りっきゃく」と読みます。

「立脚」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「立脚」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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立脚の意味

「立脚」には次の意味があります。

自分のよって立つ場をそこに定めること。立場を決めてそれをよりどころとすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

類語には「依拠」や「準拠」があります。それらとは、あるものを拠り所にして、それに基づいた判断・行動を行う文脈で使われるという点では共通していますが、立脚とは「自らが意識的に拠り所とするところを決める」というニュアンスが含まれている点で異なります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・裁判というものは理想にてらして行うものではなく、現実に立脚してやるものだ。
(出典:坂口安吾『安吾人生案内』)

・純粋経験の立脚地より見れば、経験を比較するにはその内容を以てすべきものである。
(出典:西田幾多郎『善の研究』)

・俺たちは真実の世界に立脚して、根強い作品を創り出さなければならないんだ。
(出典:有島武郎『ドモ又の死』)

・正しく現在に立脚する者のみが、正しく過去と未来との力を生かすであろう。
(出典:下村湖人『青年の思索のために』)

・なにか新しいものを開発していかないと、ウチみたいに技術に立脚している会社は必ず先細る。
(出典:池井戸潤『下町ロケット』)

類語

拠り所(よりどころ)
意味:ある物事が成り立つもとになるもの。(出典:デジタル大辞泉)

準拠(じゅんきょ)
意味:あるものをよりどころとしてそれに従うこと。(出典:デジタル大辞泉)

依拠(いきょ)
意味:よりどころとすること。また、そのよりどころ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

土台(どだい)
意味:物事の基礎。物事の根本。(出典:デジタル大辞泉)

基盤(きばん)
意味:物事を成立させるための基礎となるもの。(出典:デジタル大辞泉)

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