懇親会
「懇親会に出席した」などのように使う「懇親会」という言葉。
「懇親会」は、音読みで「こんしんかい」と読みます。
「懇親会」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「懇親会」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
懇親会の意味
「懇親会」には次の意味があります。
・参加した人々が互いに知り合い、また、親しみを深めるための会。飲食を伴うことが多い。親睦会。(出典:デジタル大辞泉)
「懇親会」をわかりやすく言うと「参加者同士が親しくなることを目的とした会合」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その晩の懇親会の席上で、彼は憮然として酒を飲む気分になれなかった。
(出典:福永武彦『夢みる少年の昼と夜』)
・それでも、懇親会は出席者数三百人から四百人の、大規模なものとなる。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 3 九校戦編 <上>』)
・運動会はそういう人たちのために一種の懇親会の役割をはたしているのである。
(出典:中村地平『霧の蕃社』)
・懇親会で一回会うただけやけど、私はあの人をよーく見てました。
(出典:有栖川有栖『ダリの繭』)
・彼は懇親会が楽しみで参加しているようだった。
(出典:上西晴治『十勝平野(下)』)
類語
・茶話会(さわかい)
意味:茶菓だけで気軽に話し合うつどい。ちゃわかい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・会食(かいしょく)
意味:人が集まって一緒に食事をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・相伴(しょうばん)
意味:供応の席につらなって正客の相手をし、みずからも供応を受けること。他の人に便乗して飲食すること。また、その人。陪食。伴食。接伴。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・陪食(ばいしょく)
意味:身分の高い人と一緒に食事をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・伴食(ばんしょく)
意味:主客の伴(とも)をして、ごちそうになること。相伴。陪食(ばいしょく)。(出典:精選版 日本国語大辞典)