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阿漕とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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阿漕

「阿漕な商売」などのように使う「阿漕」という言葉。

「阿漕」は、重箱読みで「あこぎ」と読みます。

「阿漕」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「阿漕」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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阿漕の意味

「阿漕」には次の意味があります。

しつこく、ずうずうしいこと。また、あくどいこと。特に、無慈悲に金品をむさぼること。(出典:故事成語を知る辞典)

手段を選ばない、あくどい様子を表します。
「阿漕」は阿漕ヶ浦という地名からとられた故事成語で、伊勢神宮の禁漁地で密漁する漁師が捕まった伝説に由来します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・我々が口を利くのだ、奴もさう阿漕なことは言ひもすまい。
(出典:尾崎紅葉 『金色夜叉』)

・小森はお宅にいたころ、かなり阿漕に客を勧誘していたらしい。
(出典:森村誠一 『致死眷属』)

・中学生相手に阿漕な商売しやがって、何考えてんだ。
(出典:西尾維新 『物語シリーズ 4 偽物語 上』)

・第一に江戸で名の知れた骨董商には違いないが、随分と阿漕な真似もしているという。
(出典:平岩弓枝 『御宿かわせみ 24 春の高瀬舟』)

あこぎなことをやったあとは、やっぱり当人にも傷が残る。
(出典:阿刀田高 『花の図鑑 下』)

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類語

因業(いんごう)
意味:頑固で思いやりのないこと。宿命的に不幸なこと。(出典:デジタル大辞泉)

・邪慳(じゃけん)

意味:思いやりがなくて無慈悲なこと。意地悪でむごいこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

非道(ひどう)
意味:人としてのあり方や生き方にはずれていること。(出典:デジタル大辞泉)

冷徹(れいてつ)
意味:感情に左右されることなく、冷静に物事を見通すこと。(出典:デジタル大辞泉)

突っ慳貪(つっけんどん)
意味:無遠慮でとげとげしいさま。冷淡なさま。(出典:デジタル大辞泉)

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