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牧歌的とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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牧歌的

「牧歌的な風景に癒される」などのように使う「牧歌的」という言葉。

「牧歌的」は、音読みで「ぼっかてき」と読みます。

「牧歌的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「牧歌的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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牧歌的の意味

「牧歌的」には次の意味があります。

牧歌のように素朴で叙情的なさま。(出典:デジタル大辞泉)

「牧歌」とは、牧童などのうたう歌や、牧人や農民などの生活を主題とした詩歌を意味します。その中で田園生活の素朴さや平和な様子が描かれることから、比ゆ的に素朴で叙情的なさまを表わすようになりました。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私はイギリスをイメージする時、牧歌的と同じくらい荒涼という言葉を連想する。
(出典:井形慶子『ときどきイギリス暮らし』)

・いくら政治資金の授受がいまと違って牧歌的で無秩序な時代とはいえ、金をもらったというだけで無能な人間を大臣にすることはありえない。
(出典:水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』)

・たいそう牧歌的に澄んだ夏の夕方の東の空は、昼間とは違った色調のきれいなブルーだった。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(下)』)

・当初は絵を描く一方で、美術準備室にたむろして、時には仲間たちと魚を焼いて食べるような、牧歌的、古典的青春を謳歌していたようです。
(出典:富田倫生『本の未来』)

・小川の流れるほとり、林間に村落が点々とうずくまる風情は牧歌的に美しい。
(出典:加瀬俊一『ナポレオン その情熱的生涯』)

類語

閑(のどか)
意味:のんびりと落ち着く。ひっそりと静か。(出典:デジタル大辞泉)

悠然(ゆうぜん)
意味:物事に動ぜず、ゆったりと落ち着いているさま。(出典:デジタル大辞泉)

叙情(じょじょう)
意味:自分の感情を豊かに、また、うったえかけるように述べあらわすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

仄仄(ほのぼの)
意味:ほんのり心の暖かさなどが感じられるさま。(出典:デジタル大辞泉)

無骨(ぶこつ)
意味:洗練されていないこと。無作法なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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