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異次元とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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異次元

「異次元の世界」などのように使う「異次元」という言葉。

「異次元」は、音読みで「いじげん」と読みます。

「異次元」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「異次元」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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異次元の意味

「異次元」には次の二つの意味があります。

1 異なる次元。また、次元の異なる世界。
2 (比喩的に)通常とは全く異なる考え方、また、それに基づく大胆な施策。
(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

異次元の意味①「異なる次元。また、次元の異なる世界。」

「異次元」の一つ目の意味は「異なる次元。また、次元の異なる世界。」です。

私たちが生活している現実の三次元の世界とはまったく別に存在する世界のことです。
点と線で表せる一元、面で表せる二次元、そして空間を表す三次元を超える、現実には存在しないと言われる四次元や五次元といった世界のことで、SFなどのフィクションに登場します。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・私たちはどこか異次元の世界にさまよいこんでしまったのではないか。
(出典:森瑤子『さよならに乾杯』)

・超古代に作られたその深い穴は、らせんを描いて異次元世界に通じていた。
(出典:山本弘『まだ見ぬ冬の悲しみも』)

・稀に町へ出た人々は、東京が異次元の銀灰色の世界に変ったような気がした。
(出典:山田風太郎『幻燈辻馬車(下)』)

・ちらっと耳にしたんだけどさ、異次元から攻せめこんできたんだとかってさ。
(出典:光瀬龍『所は何処、水師営-SF西郷隆盛と日露戦争』)

・また、あの静かな炎に似た愛が二人を異次元の空間に閉ざしたのを人々は感じた。
(出典:栗本薫『真夜中の天使6』)

異次元の意味②「(比喩的に)通常とは全く異なる考え方、また、それに基づく大胆な施策。」

「異次元」の二つ目の意味は「(比喩的に)通常とは全く異なる考え方、また、それに基づく大胆な施策。」です。

①の意味を例えとして用いる場合の意味で、自分の経験では説明できないことや、日常や一般常識からかけ離れていること、思い描くこととは大きく異なる想定外のことなどを意味しています。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・最初のうちはまるで異次元の体験をしているようだった。
(出典:横尾忠則『わが坐禅修行記』)

・そしてそれは確実に自分とは異次元の世界である。
(出典:森村誠一『日本アルプス殺人事件』)

・ぼくがこんなゲイバアにくるのも、一件の世界というものが、その異次元だからさ。
(出典:中井英夫『虚無への供物』)

・ともあれ彼は、彼女の日常とは全く違う、異次元の世界の住人である。
(出典:竹内久美子『浮気で産みたい女たち 新展開!浮気人類進化論』)

・自分のモノだったはずの生殖器は、もうどこか異次元の器官のようだ。
(出典:奈須きのこ『月姫 日向の夢(琥珀・トゥルーエンド)』)

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