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生憎とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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生憎

「生憎の天気だ」などのように使う「生憎」という言葉。

「生憎」は、「あいにく」と読みます。

「生憎」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「生憎」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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生憎の意味

「生憎」には次の二つの意味があります。

1 期待や目的にそぐわないさま。都合の悪いさま。
2 折あしく。ぐあい悪く。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

生憎の意味①「期待や目的にそぐわないさま。都合の悪いさま。」

「生憎」の一つ目の意味は「期待や目的にそぐわないさま。都合の悪いさま。」です。

何かをしようとするときに都合の悪いことを意味します。
「生憎の雨だった」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・相手が女商人ならばさもありなんだが、生憎と女商人など見たことがない。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料I (電撃文庫)』)

・コーヒーでも、と言いたいんだが、生憎どこにあるか分からなくてね。
(出典:樋口有介『魔女』)

・業者に頼んでしまえばいいのだろうが、生憎とそんな金はどこにもなかった。
(出典:事務狂『fate/stay night 月姫 (TYPE-MOONクロスオーバーの最高峰、文庫5~6巻のボリューム)』)

生憎私もまだ見られていませんけれど、近い内に鑑賞に行くつもりです。
(出典:西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』)

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類語

期待外れ(きたいはずれ)
意味:心待ちにしていたような結果にならないこと。(出典:デジタル大辞泉)

不運(ふうん)
意味:不幸な運命。また、物事のまわりあわせが悪く、うまく行かないさま。非運。(出典:精選版 日本国語大辞典)

不都合(ふつごう)
意味:都合の悪いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

不便(ふびん)
意味:都合が悪いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

生憎の意味②「折あしく。ぐあい悪く。」

「生憎」の二つ目の意味は「折あしく。ぐあい悪く。」です。

タイミング悪いことを意味します。
「生憎、留守だった」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私は嫌な気持になって横を向いたが、生憎それが先程の子供の方だった。
(出典:豊島与志雄『林檎』)

・こっちは台所に移動してしまったので、生憎と聞き取れはしなかったが。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night セイバー -v1.00』)

・法泉に挨拶しようとしたのだが、生憎と今は旅行中。
(出典:片山憲太郎『紅 第3巻 ~醜悪祭~ (上)』)

・行くと、生憎その子はまだ帰ってなくて、お婆さんがひとりで寝ている。
(出典:高見順『如何なる星の下に』)

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類語

折悪しく(おりあしく)
意味: 時機が悪いことに。あいにく。(出典:デジタル大辞泉)

ゆくりなく
意味: 思いがけなく。突然に。(出典:デジタル大辞泉)

端無く(はしなく)
意 味:何のきっかけもなく事が起こるさま。思いがけなく。偶然に。(出典:デジタル大辞泉)

思い掛けず(おもいがけず)
意味:予期しなかったのに。思いがけなく。(出典:デジタル大辞泉)

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