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陰謀とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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陰謀

「陰謀論」などのように使う「陰謀」という言葉。

「陰謀」は、音読みで「いんぼう」と読みます。

「陰謀」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「陰謀」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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陰謀の意味

「陰謀」には次の二つの意味があります。

1 ひそかにたくらむ悪事。また、そのたくらみ。
2 法律で、二人以上の者が一定の犯行行為について計画・相談すること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

陰謀の意味①「ひそかにたくらむ悪事。また、そのたくらみ。」

「陰謀」の一つ目の意味は「ひそかにたくらむ悪事。また、そのたくらみ。」です。

「陰」は「ひそかに」、「謀」は「悪事」という意味を持ちます。
個人が働く悪事というよりも政治関係や大きな組織の悪事に対して使われる言葉です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ひとつの国家の通貨を操作しようとする陰謀の場合もあろう。
(出典:ジョン・オーラム/矢野徹訳『0011/ナポレオン・ソロ・シリーズ 第3巻 なぞの円盤』)

・われわれは何かほかの陰謀事件を探索しているのだと思わせておくことだ。
(出典:アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(上)』)

・うまくいくのは邪悪な人間の腹黒い陰謀だけときまっているかのようだ。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(上)』)

・理由はわからないのだが、巨大な陰謀があるという考えが彼の心を動かしたのだ。
(出典:ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』)

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類語

策謀(さくぼう)
意味:はかりごと。また、はかりごとをめぐらすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

謀(はかりごと)
意味:物事がうまくゆくように、前もって考えた手段・方法・計画。また、計略。もくろみ。(出典:デジタル大辞泉)

奇謀(きぼう)
意味:思いもつかないはかりごと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

計略(けいりゃく)
意味:はかりごと。計画。工夫。また、人をだまそうと考えをめぐらすこと。もくろみ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

陰謀の意味②「法律で、二人以上の者が一定の犯行行為について計画・相談すること。」

「陰謀」の二つ目の意味は「法律で、二人以上の者が一定の犯行行為について計画・相談すること。」です。

法律用語として使用される場合の意味です。
刑法78条内乱の予備または陰謀、などの項目で刑罰が規定されています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・「殺人未遂とはいかんでも、陰謀罪の嫌疑でお前を拘留する」
(出典:ドイル/鈴木幸夫,鮎川信夫,内田庶,中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』)

・「とにかく殺人未遂とはいかなくても、陰謀罪の嫌疑でやってやる」
(出典:ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの叡智』)

・実業家クレイ・ショーを大統領暗殺に関わる陰謀罪で逮捕した。

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類語

共謀(きょうぼう)
意味:二人以上の者が共同して好ましくないことや悪事をたくらむこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

結託(けったく)
意味:互いに心を通じて事を行うこと。示し合わせてぐるになること。(出典:デジタル大辞泉)

片棒を担ぐ(かたぼうをかつぐ)
意味:計画に加わって協力する。荷担する。多く、悪いことにいう。(出典:デジタル大辞泉)

通謀(つうぼう)
意味:相手方とあらかじめ示し合わせて事をたくらむこと。(出典:デジタル大辞泉)

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