識別
「識別能力」などのように使う「識別」という言葉。
「識別」は、音読みで「しきべつ」と読みます。
「識別」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「識別」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
識別の意味
「識別」には次の意味があります。
・物事の種類や性質などを見分けること。（出典：デジタル大辞泉）
漢字の通り「認識して区別すること」という意味です。
「識別能力」で「見分ける能力」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・かれは本物と偽物とを識別する能力を身につけていた。
（出典：三好徹『チェ・ゲバラ伝』）
・人の顔を機械が識別できるようになるのに、あと何十年かかるだろう。
（出典：森博嗣『四季 2 夏』）
・どこの誰やら、もはや識別のつけようもない。
（出典：高木俊朗『抗 命 インパールII』）
・はっきりとは識別出来なかったが、何かが動いていた。
（出典：J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 4 暗闇の悪魔』）
・白い色の識別能力を、日本人とイヌイットの集団で比較してみれば分かる。
（出典：茂木健一郎『クオリア入門-心が脳を感じるとき』）
・彼の識別力は乱れていた。
（出典：ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』）
・甲板に飛行機識別用の大きな日の丸を描いたり、後部砲台で大砲の操作訓練を始めたのもその前後である。
（出典：中川靖造『海軍技術研究所』）
