震災
「震災が起こる」などのように使う「震災」という言葉。
「震災」は、音読みで「しんさい」と読みます。
「震災」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「震災」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
震災の意味
「震災」には次の意味があります。
・地震による災害。（出典：デジタル大辞泉）
関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災のような大きい地震を意味することが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・記者が震災一年後の東京を見に行ったのも、この意味に外ならなかった。
（出典：夢野久作『街頭から見た新東京の裏面』）
・当時の小学校の校長の震災の為に死んだことは前にも書いた通りである。
（出典：芥川竜之介『本所両国』）
・震災で怪我をして入院したということだから、もう一か月近くになる。
（出典：貴志祐介『十三番目の人格 ISOLA』）
・この家の持主である外国人は震災の時死んでしまったかも知れない。
（出典：堀辰雄『あいびき』）
・震災の来る前の年あたりには太郎はすでに私のそばにいなかった。
（出典：島崎藤村『嵐』）
類語
・地震（じしん）
意味：火山の活動や断層、陥没などにより大地が震動すること。地学では、地球内部のある場所で、ある程度以上急激な動きが起こり、そこから地震波が発して地表面まで伝わった現象をいう。地震波が発生した部分を震源というが、震源の深さが〇～七〇キロメートル、七〇～三〇〇キロメートル、三〇〇キロメートル以上にある場合に、それぞれ浅発地震、やや深発地震、深発地震という。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・地動（ちどう）
意味：大地が揺れ動くこと。地震。（出典：デジタル大辞泉）
・大地震（だいじしん）
意味：揺れが激しく、被害の大きい地震。地震学ではマグニチュード7以上の規模の地震をいい、マグニチュード8以上のものは特に巨大地震ということもある。おおじしん。（出典：デジタル大辞泉）
・天災（てんさい）
意味：地震・台風・雷・洪水など自然現象によってもたらされる災難。（出典：デジタル大辞泉）
・変災（へんさい）
意味：事変や天災から受ける災難。（出典：デジタル大辞泉）
