繁殖
「サケの繁殖」などのように使う「繁殖」という言葉。
「繁殖」は、音読みで「はんしょく」と読みます。
「繁殖」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「繁殖」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
繁殖の意味
「繁殖」には次の意味があります。
・動物や植物が生まれてふえること。生殖により個体数がふえて再生産が行われること。(出典:デジタル大辞泉)
よく生物に関するときに使われる言葉で、生殖によって動物や植物の個体数が増えることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・繁殖者ブリーダーの進化に残された時間は、地球の場合の十分の一にしかすぎない。
(出典:ラリイ・ニーヴン『リングワールド・シリーズ(全4巻) 2 リングワールドふたたび』)
・生きている植物が実際に生長し繁殖している場所だもの当然だよね。
(出典:石田衣良『うつくしい子ども』)
・彼女は人類の繁殖方法の一過程として恋愛を理解しようとした。
(出典:虚淵玄『沙耶の唄 BADEND』)
・道ばたに捨てられた握り飯にまでも、一面にこの赤かびが繁殖していた。
(出典:寺田寅彦『柿の種』)
・それでなくても象は飼育して家畜の状態にすると、なかなか繁殖しない。
(出典:ヴェルヌ/木村庄三郎訳『80日間世界一周』)
類語
・増殖(ぞうしょく)
意味:ふえること。また、ふやすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・生殖(せいしょく)
意味: うみふやすこと。 (出典: デジタル大辞泉 )
・養殖(ようしょく)
意味:魚・貝・海藻などを人工的に飼育・繁殖させること。(出典:デジタル大辞泉)
・培養(ばいよう)
意味: 草木を養い育てること。(出典:デジタル大辞泉)
・交雑(こうざつ)
意味:遺伝的に異なる系統・品種などの間で交配を行うこと。(出典:デジタル大辞泉)