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全盲とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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全盲

「全盲の人」などのように使う「全盲」という言葉。

「全盲」は、音読みで「ぜんもう」と読みます。

「全盲」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「全盲」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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全盲の意味

「全盲」には次の意味があります。

視力がまったくないこと。両眼とも失明の状態。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)

言い換えると、両目ともに視力を失って、視覚がない状態、またはそのような人のことを言います。
視野の一部が欠損していたり片目だけ視力を失っている「半盲」や、ものをはっきりと視認できないほど視力が弱い「弱視」に対して、まったく視力が無いことを表す場合に、この言葉を用います。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・手に細く白い杖が握られていなければ、誰一人として、彼女が全盲者であることに気づかないかもしれなかった。
(出典:小池真理子『虚無のオペラ』)

・無理だと言う人もいたが、全盲の人間が一人暮しをする例などたくさんあることを教えた。
(出典:乙一『暗いところで待ち合わせ』)

・この男子学生は全盲で、マッサージ師になるそうだが、哲学を勉強しています。
(出典:佐木隆三『復讐するは我にあり』)

・この後で彼と同類の労働者が半盲または全盲になって町で物乞いをしているのを見た。
(出典:水上茂樹『文明と病気』)

・がしかし、全盲ではない弱視の彼が、盲学校で権力を掌握して、どうなるのだろう?
(出典:橋本治『宗教なんかこわくない!』)

全盲の人間が常識では考えられないほど聴覚を発達させているとか、よく聞く話だろう?
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 1』)

・しかし何かの本で、全盲の人間でもてんぷらを揚げられるのだと、読んだ記憶がある。
(出典:乙一『暗いところで待ち合わせ』)

・三人とも全盲ではなく、多少は見えるのだろう。
(出典:水上勉『木綿恋い記(上)』)

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