行進
「軍隊が行進する」などのように使う「行進」という言葉。
「行進」は、音読みで「こうしん」と読みます。
「行進」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「行進」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
行進の意味
「行進」には次の意味があります。
・多くの人が隊列を組んで進むこと。（出典：デジタル大辞泉）
多くの人が並び、列になって進むことをいいます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・行進していく兵士の中に、恋いこがれる将校の姿を見たような気がした。
（出典：荒俣宏『帝都物語3』）
・体の具合がよくなくて私は行進に加わることはできない。
（出典：宮本百合子『メーデーに歌う』）
・行進の訓練中に、鉄砲を取り落としてしまったことが一度あったんだよ。
（出典：森瑤子『望郷』）
・いつもの整然とした行進ぶりからは想像もできない必死の姿である。
（出典：茅田砂胡『デルフィニア戦記 第7巻 「コーラルの嵐」』）
・実は、壮麗な行進用の道路にまで拡大された庭園の通路だった。
（出典：ウルフ／岡部宏之訳『新しい太陽の書2』）
・失業者の大行進がウェスト・エンド地区を進行中だと報じている。
（出典：ウエルズ／水嶋正路訳『解放された世界』）
・霧が出たとして、地図と磁石と時計があれば霧中行進の自信があった。
（出典：新田次郎『孤高の人』）
・十匹の犬の分列行進よりはずっと迫力があるよ。
（出典：井上ひさし『ドン松五郎の生活』）
