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文脈とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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文脈

「手紙の文脈が意味不明」などのように使う「文脈」という言葉。

「文脈」は、音読みで「ぶんみゃく」と読みます。

「文脈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「文脈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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文脈の意味

「文脈」には次の二つの意味があります。

1文章の流れの中にある意味内容のつながりぐあい。
2一般に、物事の筋道。また、物事の背景。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

文脈の意味①「文章の流れの中にある意味内容のつながりぐあい。」

「文脈」の一つ目の意味は「文章の流れの中にある意味内容のつながりぐあい。」です。

 物語を長く書き繋いだり語り繋ぐ際に核となる、またはテーマになる意見を軸に文章が綴られていくときの始まり方から終わり方までを言います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・右の文脈は次のように記録されなければ意味をなさないと思われる。
(出典:五味川純平『御前会議』)

・自分がどんな文脈で話をしようとしていたかを、一瞬見失ってしまうのだ。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)

・前後の文脈から考えて、園崎魅音に聞かれた、という意味だと思われる。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 5 目明し編』)

・こういったパターンや方向性を文脈として保有するのが「場」だといえます。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)

類語

短文たんぶん
意味:短い文や文章。ごく簡単にまとめた文章。(出典:精選版 日本国語大辞典)

あらすじあらすじ
意味:だいたいのすじみち。内容。(出典:精選版 日本国語大辞典)

大綱(たいこう)
意味: 大づかみにとらえた内容。(出典:デジタル大辞泉)

作文さくぶん
意味:文章を作ること。また、作った文章。(出典:精選版 日本国語大辞典)

文脈の意味②「一般に、物事の筋道。また、物事の背景。」

「文脈」の二つ目の意味は「一般に、物事の筋道。また、物事の背景。」です。

 思い描いていた計画や思惑に沿って、物事が進んでいる状況のことを言います。文章を読み解くことの意味から転じて、事件の経過を見るなどの報告に使用されます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・科学的営みが社会的文脈の中に位置づけられるのは当然のことである。
(出典:茂木健一郎『思考の補助線』)

・アメリカ国内文脈は、しかし、敬して遠ざけるわけにもいかないようだ。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(下)』)

・そのために未来を見通すための文脈もすっかり失われてしまった。
(出典:石塚浩之『UV』)

・けれども、今の文脈でいくと確かに答えは一つしか考えられない。
(出典:綾辻行人『殺人方程式-切断された死体の問題』)

類語

進捗しんちょく
意味:物事がはかどること。(出典:デジタル大辞泉)

行程こうてい
意味:ある目標に達するまでの過程。(出典:精選版 日本国語大辞典)

進展しんてん
意味:事態が進行して、新たな局面があらわれること。(出典:デジタル大辞泉)

輪郭りんかく
意味:物事の大体のありさま。(出典:デジタル大辞泉)

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