要人
「要人警護を任された」などのように使う「要人」という言葉。
「要人」は、音読みで「ようじん」と読みます。
「要人」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「要人」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
要人の意味
「要人」には次の意味があります。
・要職にある人。(出典:デジタル大辞泉)
要職、いわゆる重要な役職についている人のことを「要人」といいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私はこれから一週間、日本政府の要人たちとここで重要会議をやるんだ。
(出典:大藪春彦『黒豹の鎮魂歌 第一部』)
・この惑星の要人たちを見張るという使命は思いどおりにはいかなかった。
(出典:W.W.ショルス,K.H.シェール/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 5 決戦!ヴェガ星域』)
・情報課が分析するには、要人が訪れているのではないかということだった。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 上』)
・アメリカ政府の要人たちはいったいどういう神経をしているのでしょうか。
(出典:井上ひさし『コメの話』)
・そもそも幕府要人の意図をあれこれ考えたところで分かるはずがない。
(出典:冲方丁『天地明察』)
類語
・権力者(けんりょくしゃ)
意味:権力を持つ人。
・重鎮(じゅうちん)
意味:人をおさえる力のあるもの。また、そのような人。ある社会で重きをなす人物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・有力者(ゆうりょくしゃ)
意味:ある世界で、権力・勢力のある人。有力家。ゆうりきしゃ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・お歴々(おれきれき)
意味:身分や社会的地位、家柄などが高い人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・偉い(えらい)
意味:普通よりもすぐれているさま。(出典:デジタル大辞泉)