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徹底とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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徹底

「徹底した利己主義者」などのように使う「徹底」という言葉。

「徹底」は、音読みで「てってい」と読みます。

「徹底」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「徹底」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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徹底の意味

「徹底」には次の二つの意味があります。

1 中途半端でなく一貫していること。
2 すみずみまで行き届くこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

徹底の意味①「中途半端でなく一貫していること。」

「徹底」の一つ目の意味は「中途半端でなく一貫していること。」です。

一貫してやり通すことや、こだわり抜くことなどを意味します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・しかし私は彼は遂ついにその目的と方法に徹底せなかったと考えるものである。
(出典:西田幾多郎『デカルト哲学について』)

・ですからもう御自分はどうでもよいという徹底した弱い心におなりなさい。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)

・と云うのはベカントにならねばならなかったその当初の目的が徹底しない。
(出典:戸坂潤『認識論とは何か』)

・自分が結局どの道にも徹底出来ない質たちなのでないかと云ふ気がどうもしてな。
(出典:長与善郎『青銅の基督』)

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類語

邁進(まいしん)
意味:何事をも恐れることなく前進すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

直線的(ちょくせんてき)
意味:直線であるさま。一定の方向をとって、まっすぐ進むさま。また、少しもつつみ隠すところがないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

専心(せんしん)
意味:心をひとつの物事に集中すること。他に心を移さないで励むこと。専念。副詞的にも用いる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

専念(せんねん)
意味:一途(いちず)に思いこむことやそのさま。また、あることに没頭することやそのさま。専心。(出典:精選版 日本国語大辞典)

徹底の意味②「すみずみまで行き届くこと。」

「徹底」の二つ目の意味は「すみずみまで行き届くこと。」です。

「徹底した掃除」などのように「細やかなところまで行き届く」という意味です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私はむしろそのほうが指導が徹底するんじゃないかと考えるんですが。
(出典:下村湖人『次郎物語』)

・国民の側からいうと、民主主義を徹底させることによってそれができる。
(出典:津田左右吉『建国の事情と万世一系の思想』)

・見てはならぬ存在・光景を目撃してしまった者がどれほどいるか、徹底調査。
(出典:丈月城『カンピオーネ! 2 魔王来臨』)

・そういうような考えから持久戦争の傾向が次第に徹底して来るのです。
(出典:石原莞爾『最終戦争論』)

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類語

没入(ぼつにゅう)
意味:一つのことに心を打ち込むこと。没頭。もつにゅう。(出典:デジタル大辞泉)

没頭(ぼっとう)
意味:頭をつっこむこと。一つの事に熱中すること。没入。(出典:精選版 日本国語大辞典)

一辺倒(いっぺんとう)
意味:一方にだけかたよること。一つの方面にだけ熱中すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

熱心(ねっしん)
意味:一つの物事に精神を集中すること。熱中して行なうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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