自意識過剰
「自意識過剰な人」などのように使う「自意識過剰」という言葉。
「自意識過剰」は、音読みで「じいしきかじょう」と読みます。
「自意識過剰」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「自意識過剰」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
自意識過剰の意味
「自意識過剰」には次の意味があります。
・他に対する自己を意識しすぎること。自分が他人にどう見られるかを考えすぎること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「自意識過剰」を分かりやすく言うと「目の前の事柄が自分中心に起きていると考え、周りの目を気にすること」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もちろん、自意識過剰のためだということは自分でもわかっているのだが。
(出典:麻生俊平『ザンヤルマの剣士 第三巻 オーキスの救世主』)
・その目が助けを求めているように感じられるのは自意識過剰か。
(出典:歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』)
・仲里のような自意識過剰気味の男には、女に逃げられるのは痛手だろう。
(出典:赤川次郎『悪魔のような女 懐かしの名画ミステリー2』)
・そんなことを言葉にしてしまうぐらいなので、もちろんぼくたちは自意識過剰だ。
(出典:米澤穂信『小市民シリーズ2 夏期限定トロピカルパフェ事件』)
・いま思えば、自意識過剰がカレーを食べているようなものであった。
(出典:林真理子『ルンルンを買っておうちに帰ろう』)
類語
・自惚れ(うぬぼれ)
意味:うぬぼれること。また、その気持ち。おのぼれ。(出典:デジタル大辞泉)
・取繕う(とりつくろう)
意味:ととのえて見よくする。(出典:デジタル大辞泉)
・見識張る(けんしきばる)
意味:いかにも見識があるように振る舞う。また、気位の高い態度をとる。(出典:デジタル大辞泉)
・虚飾(きょしょく)
意味:内容が伴わないのに外見ばかりをかざること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・虚栄(きょえい)
意味: 外見を飾って、自分を実質以上に見せようとすること。(出典:デジタル大辞泉)