鮮烈
「鮮烈な色」などのように使う「鮮烈」という言葉。
「鮮烈」は、音読みで「せんれつ」と読みます。
「鮮烈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「鮮烈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
鮮烈の意味
「鮮烈」には次の意味があります。
・あざやかではっきりしていること。激しく、生き生きとしていること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「鮮烈」をわかりやすく言うと「鮮やかで激しいさま」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女の演奏する曲の優しい調べは、今も耳に残っているほど鮮烈だった。
(出典:相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン』)
・彼女の脳裏には、殺されかけた時に覚えた恐怖が鮮烈に焼きついていた。
(出典:山本弘『サーラの冒険 6 やっぱりヒーローになりたい !』)
・半世紀後の今日もなお、昨日のことのように鮮烈な印象がのこっている。
(出典:中野好夫/安野光雅編『悪人礼賛 ―中野好夫エッセイ集』)
・あれはもう、茫漠とした夢の領域からはみだしてしまった鮮烈さだった。
(出典:藤堂志津子『熟れてゆく夏』)
・けど鮮烈な死のイメージがつきまとい、俺は憑かれたように遊び続けた。
(出典:FlyingShine『CROSS†CHANNEL-†2 2,「CROSS POINT(2周目)」』)
類語
・歴然(れきぜん)
意味:まぎれもなくはっきりしているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・截然(さいぜん)
意味:物事の区別がはっきりしているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・明白(めいはく)
意味:あきらかで疑う余地のないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・明瞭(めいりょう)
意味:はっきりしていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・刺激的(しげきてき)
意味:知覚や感覚に強く影響を及ぼすさま。気持ちを興奮させるさま。(出典:デジタル大辞泉)