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右翼とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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右翼

「ネット右翼」などのように使う「右翼」という言葉。

「右翼」は、音読みで「うよく」と読みます。

「右翼」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「右翼」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

右翼の意味

「右翼」には次の三つの意味があります。

1 右のつばさ。
2 左右に広がったものの右の方の部分。特に、軍の隊形の右の方。
3 保守的または国粋的な思想、立場の一派。また、その者。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

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右翼の意味①「右のつばさ。」

「右翼」の一つ目の意味は「右のつばさ。」です。

左のつばさは、「左翼(さよく)」と言います。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・エンジンは一基また一基と停止して、右翼の胴体側を残すだけとなった。
(出典:イネス/池央耿訳『ベルリン空輸回廊』)

右翼下弦二十五度の距離に六隻か七隻の艦影をキャッチしたのだ。
(出典:富野由悠季『機動戦士ガンダムII』)

・機体は折れた翼を下にしてとまり、右翼は星空のほうにのびていた。
(出典:ハーバート『デューン・砂の惑星3』)

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類語

羽(はね)
意味:鳥が空を飛ぶための器官。(出典:デジタル大辞泉)

銀翼(ぎんよく)
意味:飛行機のつばさ。飛行機。(出典:デジタル大辞泉)

雌鳥羽(めどりば)
意味:《雌鳥は左の翼で右の翼をおおうとされるところから》物の重ね方で、左を上に右を下にすること。(出典:デジタル大辞泉)

右翼の意味②「左右に広がったものの右の方の部分。特に、軍の隊形の右の方。」

「右翼」の二つ目の意味は「左右に広がったものの右の方の部分。特に、軍の隊形の右の方。」です。

翼が左右対になって初めて機能するように、この意味で「右翼」という言葉が使われる場合も、単に「右の方の部分」だけでなく、暗に「左の方の部分」も認識されています。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・敵後方右翼部隊にはほとんど護衛戦力が配置されていなかったのだろう。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 2 守るべきもの』)

・私は男が、そのまま廊下を右翼の方へ行くとばかり思っていたのだ。
(出典:ルルー/木村庄三郎訳『黄色い部屋の秘密』)

・逆に右翼の方からの目が続いて、客がとりやすいのを、目が馴染むという。
(出典:阿佐田哲也『新麻雀放浪記』)

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類語

馬手(めて)
意味:右の方。右。(出典:デジタル大辞泉)

右手(みぎて)
意味:右の方。右側。(出典:デジタル大辞泉)

ライト
意味:右。右側。(出典:デジタル大辞泉)

右翼の意味③「保守的または国粋的な思想、立場の一派。また、その者。」

「右翼」の三つ目の意味は「保守的または国粋的な思想、立場の一派。また、その者。」です。

昔から続いている自国の文化や風土が優れているとし、時には排外的な主張や行動を取る人々や団体を指します。
「ネット右翼(ネトウヨ)」で使われている「右翼」はこの意味です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

右翼は通りの先にあるパチンコ屋コスモスの新装オープンに反対なのだ。
(出典:石田衣良『波のうえの魔術師』)

・今のところ、右翼よりは左翼の方に、いくらかましな男がいるかもしれませんね。
(出典:武田泰淳『快楽』)

右翼国はギリシャかと想像され、左翼国はチェコかと想像される。
(出典:開高健『最後の晩餐』)

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類語

極右(きょくう)
意味:極端に右翼的な思想。また、その思想を持つ人や団体。(出典:精選版 日本国語大辞典)

愛国主義(あいこくしゅぎ)
意味:自分の国を愛し、自国のためにつくそうとする思想や運動。(出典:デジタル大辞泉)

伝統主義(でんとうしゅぎ)
意味:伝統を重んじる態度、立場。(出典:デジタル大辞泉)

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