驀進
「一直線に驀進する」などのように使う「驀進」という言葉。
「驀進」は、音読みで「ばくしん」と読みます。
「驀進」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「驀進」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
驀進の意味
「驀進」には次の意味があります。
・ まっすぐに勢いよく進むこと。まっしぐらにつき進むこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「驀進」を分かりやすくいうと、勢いよく突進することです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それはあきらかに、男と共通の使命にむかって、驀進している声である。
(出典:横溝正史『人形佐七捕物帳 9』)
・さらに、ミッションへ向けて、戦車の驀進してくるのをみることになった。
(出典:伊藤桂一『遥かなインパール』)
・日本国は巨大開発を拠点とする高度経済成長路線を驀進していた。
(出典:松下竜一『砦に拠る』)
・早朝の北から来た列車がロンドンへ向って矢のように驀進する。
(出典:ウルフ/鈴木幸夫訳『波』)
・しかしその瞬間上りが驀進して來てホームに入つた。
(出典:島木健作『第一義の道』)
類語
・直進(ちょくしん)
意味:まっすぐに進むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・突進(とっしん)
意味:目標に向かって一気に進むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・邁進(まいしん)
意味:恐れることなく突き進むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・突撃(とつげき)
意味:はげしく突き進んで攻撃を加えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・進行(しんこう)
意味:乗り物などが目的地点に向かって前進して行くこと。(出典:デジタル大辞泉)