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降板とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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降板

「主演を降板する」などのように使う「降板」という言葉。

「降板」は、音読みで「こうばん」と読みます。

「降板」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「降板」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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降板の意味

「降板」には次の二つの意味があります。

1 野球で、投手が交替させられてマウンドを降りること。
2 担当していた役割を辞めること。
(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

降板の意味①「野球で、投手が交替させられてマウンドを降りること。」

「降板」の一つ目の意味は「野球で、投手が交替させられてマウンドを降りること。」です。

「大谷投手、ここで降板です」などのように使います。
反対語は「登板(とうばん)」です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・あの試合、ジャイアンツは先発の高橋一三が打ち込まれて降板していた。
(出典:山際淳司『男たちのゲームセット』)

・僕は、一回表、一死も取れず十点を献上して降板した投手のようだった。
(出典:山口瞳『還暦老人ボケ日記』)

・疲れがたまっていたわけでもない、このところずっとこんなピッチングなのだ、むしろなぜ途中で降板させられたのかわからない、とも語っている。
(出典:山際淳司『男たちのゲームセット』)

・一つのゲームの中でも、五、六回まで完全に抑えていたのに、次の回に突然乱れて、大量点を奪われて降板している。
(出典:西村京太郎『私を殺しに来た男』)

・やむなく途中降板したとしても、その日の勝利投手になることはあるけれど、あくまで該当するゲームのウイニング・ボールは最後に球を投げた別の投手のものだ。
(出典:江川卓『たかが江川されど江川』)

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降板の意味②「担当していた役割を辞めること。」

「降板」の二つ目の意味は「担当していた役割を辞めること。」です。

舞台や番組などの芸能、エンタメで使われる場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・一週間前の降板ということになれば、公演が頓挫するのは確実だ。
(出典:神永学『コンダクター』)

・やはり坂巻は途中降板させられたことに腹を立てているに違いない。
(出典:林真理子『ロストワールド』)

・スポンサーの降板により、制作にかかる一時金が支払えないというわけだ。
(出典:神永学『コンダクター』)

・だって、瞳子ちゃんは誰にも相談なしで演劇部の芝居を降板してきたんでしょ?
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 18 特別でないただの一日』)

・「自分探しの物語」から降板しようと思うときのどうしようもない喪失感。
(出典:田口ランディ『ハーモニーの幸せ』)

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