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錯綜とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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錯綜

「情報が錯綜する」などのように使う「錯綜」という言葉。

「錯綜」は、音読みで「さくそう」と読みます。

「錯綜」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「錯綜」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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錯綜の意味

「錯綜」には次の意味があります。

物事が複雑に入り組んでいること。入り交じって混乱すること。(出典:デジタル大辞泉)

「錯綜」をわかりやすくいうと、「いろいろな物事が混ざってしまい、何が何だかわからなくなること」という意味です。
「錯」と「綜」は、どちらも「まじる」という意味を持つ漢字です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・その前方を移動する小船の動きは、他のどれよりも激しく錯綜していた。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター07b D-北海魔行 下』)

・ 担当している現場が錯綜して、どれがどれだかわからなくなりそうだ。 
(出典:平安寿子『くうねるところすむところ』)

・単独か、共同かという三つのどれもが記憶において錯綜していたからです。
(出典:宮本百合子『それに偽りがないならば』)

・かれは、錯綜する新規の管理業務からの要求に嬉しい悲鳴をあげていた。 
(出典:ハインライン『デリラと宇宙野郎たち』)

・あまりにも錯綜する戦場の気配に、眩暈のようなものを感じていたからだ。(出典:富野由悠季『オーラバトラー戦記 11 ハイパー・ホリゾン』)

・最初の印象でも、ヒー星の歴史が異常に錯綜した物らしいことはわかった。
(出典:ジェイムズ・ブリッシュ『宇宙都市シリーズ(全4巻) 4 時の凱歌』)

・なにゆえに第二の箱を送って、事態を錯綜させたのでしょうか?
(出典:クリスティ/松本恵子訳『危機のエンドハウス』)

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類語

錯雑さくざつ
意味:まとまりがなく入りまじっていること。(出典:デジタル大辞泉)

交錯こうさく
意味:いくつかのものが入りまじること。(出典:大辞林 第三版)

錯乱さくらん
意味:入り乱れて秩序がなくなること。ごちゃごちゃになること。特に、感情や思考が混乱すること。(出典:デジタル大辞泉)

混濁こんだく
意味:いろいろなものがまじって濁ること。(出典:デジタル大辞泉)

錯節さくせつ
意味:入り組んでいて解決しにくい事件や問題。(出典:デジタル大辞泉)

・複雑(ふくざつ)
意味:物事の事情や関係がこみいっていること。入り組んでいて、簡単に理解・説明できないこと。一面的ではないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

・こんがらかる(こんがらかる)
意味:物事がうまくまとまらず、混乱する。こんぐらかる。(出典:デジタル大辞泉)

・縺(もつれ)
意味:もめごと。ごたごた。混乱。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・煩雑(はんざつ)
意味:こみいっていてわずらわしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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