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身も蓋もないとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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身も蓋もない

「そう言っては身も蓋もない」などのように使う「身も蓋もない」という言葉。

「身も蓋もない」は、「みもふたもない」と読みます。

「身も蓋もない」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「身も蓋もない」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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身も蓋もないの意味

「身も蓋もない」には次の意味があります。

露骨すぎて、情味も含蓄もない。直接すぎて、話の続けようがない。にべもない。実も蓋もない。(出典:精選版 日本国語大辞典)

器の物を入れる部分(身)もなければ蓋もない、より包み隠さず直接的な話を意味しています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ただ、言ってしまえばと言ったところで、それを言っては身も蓋もない
(出典:西尾維新『物語シリーズ 13 憑物語』)

・死んでしまえば身も蓋もないというが、果してどういうものであろうか。
(出典:坂口安吾『堕落論』)

・こっちは見事なまでに身も蓋もない性格であると、出会った当初から分かっていた。
(出典:高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第6巻』)

・死んでしまっては身も蓋もないから、是が非でも勝たねばならぬ道理だ。
(出典:坂口安吾『青春論』)

身も蓋もない言い方ではあるが、真実だけに誰も文句を言わない。
(出典:神野オキナ『あそびにいくヨ!第4巻』)

類語

むきつけ
意味:面と向かって無遠慮なこと。露骨なこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

無遠慮(ぶえんりょ)
意味:遠慮をせず、好きなように振る舞うこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ)
意味:つつみ隠すことなく、思ったままを率直に言う。はっきりと、飾らないで言う。(出典:精選版 日本国語大辞典)

赤裸々(せきらら)
意味:まったくのはだか。また比喩的に、つつみかくしのないこと。いつわりかざらないこと。また、そのさま。あからさま。ありのまま。赤裸。(出典:精選版 日本国語大辞典)

もろに
意味:まともに。直接に。完全に。(出典:デジタル大辞泉)

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