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二束三文とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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二束三文

「二束三文にしかならない」などのように使う「二束三文」という言葉。

「二束三文」は、音読みで「にそくさんもん」と読みます。

「二束三文」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「二束三文」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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二束三文の意味

「二束三文」には次の意味があります。

数量が多くても、値段がごく安いこと。また、ひどく安い値段。(出典:デジタル大辞泉)

「二束三文にしかならない」とは「非常に安い値段にしかならない」という意味です。
「二束三文」は、藁(わら)やイグサで作った草履(ぞうり)が、二束で三文の価値だったことに由来します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・その土地を、おそらくは二束三文で買いしめていったのではあるまいか。
(出典:野原一夫『太宰治 生涯と文学』)

・それに古物商にこうしたものを持ち込んでも二束三文にしかならない。
(出典:篠田節子『レクイエム』)

・そこから貰うのが筋というものだが、あいにく、その男は死んでしまって残っているのは二束三文の屑ばかりだ。
(出典:宮本輝『錦繍』)

・こっちが売りに持っていった品物は二束三文に値ぎりたおす。
(出典:海野十三『少年探偵長』)

・いま日本芸術院や日本美術院で偉そうな顔をしている連中も、作品を二束三文に買い叩かれた時期があったのである。
(出典:竹本健治『匣の中の失楽』)

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類語

底値そこね
意味:取引で、一定期間中の一番低い値段。(出典:大辞林 第三版)

低廉ていれん
意味: 値段の安い・こと(さま)。 (出典:大辞林 第三版)

捨て値すてね
意味:損を承知でつける安い値段。(出典:デジタル大辞泉)

棚浚えたなざらえ
意味:商品整理のため、在庫品を全部出して安く売り出すこと。(出典:大辞林 第三版)

乱売らんばい
意味:採算を度外視して、むやみに安く売ること。(出典:大辞林 第三版)

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